駐車場を土間コンクリート仕様に仕上げるためには？必要な知識と費用の話

こんにちわ。いよいよ年の瀬ですね。
このブログも、今回の記事で今年分は終わりを迎えることとなりました。
来年以降も引き続き、見てくださる皆さんへ有益な情報をお伝えできるよう頑張って参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。

さて、年内最後のブログの内容は駐車場についての案内をしようと考えています。

車を所持しているご家庭であれば、必ずといっていいほど車を駐車するスペースが確保されています。
土間コンクリートや砂利、アスファルト、芝生やあえて地面をむき出しにするなど、駐車場の種類も様々です。

その中でも、特に人気の高い土間コンクリートの駐車場工事の工程と費用について今回は記載していきます。

駐車場を庭に設置する場合、土間コンクリートにすると言うのはどういったときでしょうか。

たとえば地面がコンクリートにせず土のままだった場合は、
朝自宅を出る際にぬかるんだ地面でタイヤが落ちてなかなか出られなかったり、
泥のついたタイヤで家の周辺を汚してしまったりと大変です。

でも実際に土間コンクリート工事をする場合にはどうしたらいいか。
簡単にではありますが、ご説明させていただきます。

まず最初におこなうことは現地調査とお見積りの作成です。
実際の現場を見て判断したり、お客様のご協力のもと写真を頂いたりして判断します。
その結果から、初期のお見積りを提出させていただきます。

お見積りにご了承いただけたのち、施工となります。
ここからは実際の施工手順を簡単にご説明します。

土の掘削

周囲の高さを合わせるため、表面の土を掘削します。
掘った土は法令に則り、地域指定の処分場に適切に廃棄を行います。

砕石の敷き詰め

コンクリート施工後の沈下防止、施工面の平坦化のために砕石を敷き詰めます。
砕石は名前のとおり、砕いた石です。
レーキと呼ばれる聖地道具を用いて、手作業で行います。

砕石を固める

重いコンクリートが自重で沈まないよう、砕石を押し固めます。
転圧機と呼ばれる機械を用いて行います。

型枠の設置

施工する形状の型枠を設置します。
コンパネと呼ばれる板などを使用し枠の設置を行います。

ワイヤーメッシュ（溶接金網）の設置とコンクリートの流し込み

コンクリート強度を上げるために溶接金網をコンクリート打設する箇所に張り巡らせます。
その後、コンクリートを流し込みます。

表面の仕上げ

刷毛引き仕上げなど、表面加工をコンクリートが固まる直前に行ないます。
工事を行う場所や時期など条件によって異なりますが、打設後数日で表面は固まります。
しかしながら、コンクリート全体が硬化するまでには日数がかかるため、
しっかりと養生期間を確保する必要があります。

ここまでが作業工程となります。
最後に、道路や周りをきちんと清掃して工事は完成となります。

先ほどの項目で、作業工程についてお伝えしました。
では、その工事を行うにあたりどの位の費用がかかるのか解説します。

駐車場の広さや施工方法、ワイヤーメッシュや鉄筋の種類、目地の有無などの条件や、地域的な相場、施工業者の設定価格などによって変わってきますので目安となりますのでご注意ください。

金額の相場としては1㎡あたり10,000円～18,000円前後となります。
車1台分で考えるとおおよそ180,000円ほどの計算ですね。2台分だと300,000円ほどです。

資材などは、少ない量を使用するよりも多く使用することで単価は安くなります。
坪単価で計算すると、2台分の方が安くなるので広い場所を打設する方が割安となります。
また、以下の費用も発生します。

・人件費
作業を実際に行う作業員の人件費などが発生します。

・重機回送費
生コンクリートを運ぶミキサー車などを工事で使用する場合に発生します。
相場は1回で20,000円～となります。

費用としてはアスファルト舗装に比べると若干高いものの、耐久性に優れるため補修頻度は少なくすみ、雑草対策にもなり、夏場の温度上昇も抑えられるため駐車場として土間コンクリートは人気です。
ただ、仕上げが完了してからも数日間の使用が出来ないなど、活用できるまでには意外と時間が掛かるというデメリットはあります。

今回は、駐車場の土間コンクリート舗装について詳細を記載しました。
人気がある土間コンクリートですが、費用や施工について不明点もあったかと思います。
ここでご案内させていただきましたが、一番お客様にとってわかりやすく安心いただけるのは、
施工会社へお問い合わせいただき、直接お話いただくのが一番なのかもしれません。

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