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フェンスの設置作業の流れと注意点|長持ちさせるお手入れ方法

フェンスの設置方法に関して

さて、ここ数回のブログではフェンスについて触れてきました。
フェンスの種類や、その中の目隠しフェンスに関する情報などをお伝えしています。
もしまだ御覧になっていない方がいたら、是非一度ご覧頂ければと思います。

今回は、そのフェンスを実際に外構工事で行うときには、
どのような手順で行うかを簡単にではありますが、説明させていただきます。

フェンスの設置作業の流れ一覧

1.フェンスを設置するための基礎ブロックの作成

基礎に使用するブロックは、ホームセンターなどでも幅広く
販売されているコンクリートブロックや化粧ブロックを主に使用します。

フェンスの柱がきちんと立てられるように、指定の間隔の部分は穴を開けたまま
コンクリートを流し込みます。だいたいのフェンスの間隔は2メートルが多いです。

2.一定間隔に支柱を一直線かつ垂直に設置をおこなう

間仕切り柱タイプの場合は、
取付説明書に記載のある寸法で間隔を空けて、支柱を設置していきます。

数ミリずれてしまうだけでも、フェンスの固定がうまく出来なくなる可能性も
ありますので、特に注意して設置を行います。

自由柱タイプは、同様に取付説明書に記載のある寸法で間隔を空け、支柱を設置します。
間仕切り柱とは異なり、しっかりと一直線に設置が出来ているのであれば、
多少の間隔ずれはフェンス固定の際に調整が可能となっています。

※間仕切りタイプと自由柱タイプの違いについて

間仕切りタイプと自由柱タイプは柱の位置が異なっています。
間仕切りタイプはフェンスとフェンスの間に柱があるのですが、
自由柱タイプは、フェンスの裏側に柱が立ちます。

ですので、隣家と設置費用を折半してフェンスを設置する場合などであれば、
裏表がない間仕切りタイプが適しています。

自由柱タイプは、柱の設置位置は比較的自由が利くため、よくDIY用に利用されることがあります。
また、道路との境界に設置する場合であれば、ほとんどのお客様が自由柱タイプを採用されることが多いです。

間仕切りタイプと自由柱タイプは商品代金としてほとんど差がなく、
フェンスの用途や設置場所等によって最適な仕様をお客様と相談のうえ、決定いたします。

3.フェンス本体を支柱に固定しキャップ、カバーを取り付ける

フェンスをしっかりと支柱に取り付け、専用の固定金具でビス止めを行い、固定を完了させます。
最後に、端部キャップを取りつけ、歪みや不具合などがないことを確認してフェンスの設置は完了です。

注意点やお手入れについて

設置が完了したのちに、長く継続して使用していくフェンスのため、
生活される中でお客様自身でお手入れが必要となることもあります。
設置時の注意点と一緒に、お手入れ方法なども記載いたしますので是非ご活用ください。

フェンスを設置する上での注意点

境界線に設置するエクステリアとなるため、事前に敷地境界線がどこにあるのか
境界杭を確認していただく必要があります。
ほとんどの場合は、

・ブロックの外側
・ブロックの内側
・ブロックの中心

のいずれかに設定されています。
隣家への採光や景観を阻害する恐れがあるため、
フェンスを設置しようとお考えの場合は、
しっかりと状況の確認などをおこなったうえで、
ご相談などをきちんと行い工事することをお薦めいたします。

フェンスのお手入れ

■油分やほこり等で汚れた場合には、しっかりと水拭きが必要です

アルミ素材は金属の中でも腐食に強く、屋外での直射日光への耐久性など優れています。
ですが、表面に油分やほこりがつくと、粒状に凸凹が出来たりする恐れがあります。

そのため、汚れが発生した場合には、しっかりと水拭きを行うようにしてください。
もしもそれでも汚れが落ちない場合は、中性洗剤を1%程に薄めて軽く洗い流し手入れをおこないます。

■ゆがみは生じていないか、サビは発生していないか

フェンスは基本的には一直線となっています。
ですので、一部だけ曲がってたり歪んでたりする場合は、
強風などを受けたときにその一部分だけ破損する可能性があります。

もしそういった箇所が見つかった場合は、
早めの補強を施すか、曲がっている部分の交換などの対応が必要となります。
今現在でそのような状況になっている方がもしもいらっしゃったら、
弊社含め、なる早での工事会社へのご相談を推奨いたします。

サビは、スチール素材のネットフェンスであれば皮膜が取れ、
雨水等でサビが発生する可能性があります。
そのまま放置するとサビが広がる恐れがあるので、
専用の補修塗料やサビ落としでのメンテナンス、
もしくは工事会社への相談対応をお願いいたします。

まとめ

フェンスは家のまわりの雰囲気を決める重要なエクステリアです。
もちろん、お洒落やデザイン性だけでなく、機能性も重視される重要な外構でもあります。

お客様のお住まいではどのようなフェンスが必要になるのか。
では何故それが必要か。どういったデザインが合っているのか。
そういった疑問点や問題点をひとつずつ解決して工事を行うことを、私たちも実施しています。

フェンスひとつでも話をするととんでもなく膨大な情報量となってしまうため、
かいつまんでの説明になってはしまいますが、今後も同じようにそれぞれの外構工事の内容について、
ひとつずつ掘り下げていってみようと思いますので、
よろしければ、これからの更新もお付き合い頂ければと思います。

それでは、また次回お会いしましょう。

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