実は決まりがある事、ご存じですか?フェンスの高さ制限や法的規制について 2023.01.08 目隠しフェンスって何?上限や決まりがあるものなの? 皆さん、こんにちわ。 今回は目隠しフェンスについて、別の視点からご案内したいと思います。 そもそも目隠しフェンスって何?って思われる方もいらっしゃいるはず。 もしよろしければ以前書かせて頂きました下記記事を是非ご参照ください。 目隠しフェンスって何?|メリットデメリットをわかりやすく解説! さて、今回の題目である目隠しフェンスですが、 実際に高さ制限があり法律上できちんと決まっている内容でもあります。 実は知らなかった…と言う方のために、今回わかりやすくご案内いたします。 普段の施工方法などとは違った内容にはなりますが、是非最後までご覧ください。 決められた高さ制限と法的規制に関して 実際に目隠しフェンスはどこまで高くしてよいのか、と言うのは分かりづらいものです。 ブロックの高さ+目隠しフェンスの高さ=2.2m これがブロックの上に目隠しフェンスを建てる場合の高さ制限となります。 もしこれ以上に高い目隠しフェンスを見かけた場合は、法令改正前に建てられたフェンスである可能性が高いです。 正式な法令としては、建築基準法施行令の【第 62 条の 8】にて、 ブロック+目隠しフェンスの高さ=2.2m以下と決められています。 また、独立基礎ブロックを使用する場合の高さ制限は、 独立基礎ブロックの高さ+目隠しフェンスの高さ=2.9m であることが多いです。 しかしながら、この独立基礎ブロックのパターンでは自治体により異なっていますのでご注意ください。 基本的には、目隠しフェンスを設置するときにブロック塀を併用することが多いです。 ですので、先にブロック+フェンスについてもう少し嚙み砕いていきましょう。 ブロック塀+フェンスの高さ制限について ブロック塀の法的規制の中に、高さの他にも項目が幾つかあります。 その中でも特に影響があるのが「控壁は塀の高さの1/5以上突出させる」という項目です。 この控え壁を必要とするのは、塀の高さが1.2m超の場合に限ります。 ですので、下側をブロック塀で施工しその上に目隠しフェンスを設置する方法であれば、以下のように施工するのが一般的となります。 1.ブロック塀は高さ1.2m以下とする →控え壁を必要としない高さ 2.目隠しフェンスの高さは【2.2m-ブロック塀の高さ】とする →合計の高さを2.2m以下とする 控え壁を設置すると施工費用が高くなるため、ブロック塀を1.2m以下とするのが良いとされています。 ご自宅の環境などにより条件は様々とはなりますが、比較的多い施工事例の紹介となります。 独立基礎ブロック+フェンスの高さ制限について ではブロック塀ではなく、独立基礎ブロックではどうでしょうか。 前述のとおり、2.9mが主となるケースが多いです。 そもそも独立基礎ブロックとは、フェンスを支柱ごとに別々の基礎で固定する施工方法で使われる土台用のブロックを指します。その施工方法が【独立基礎】と呼ばれています。 高さ制限が2.9mが主となる理由は下記の通りです。 1.ブロック塀は高さ制限があるが、フェンスには高さ制限が無い 2.独立基礎とすることでブロック塀の高さ制限がなくなる 2.独立基礎のフェンスは建築物扱い もう少し詳しく書くと、 独立基礎ブロックの場合はフェンスとしての高さ制限はないが、建物としての高さ制限があります。 自治体によっても異なる点があるため、実際には外構業者への見積もり時に確認してもらうのが一番確実な方法となります。 高さ制限があるけど、実用的な高さはどのくらい? 前述で、フェンスの高さについてご説明いたしました。 制限があると聞くと、フェンスとしての役割は果たせるのかどうか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。 実は、一般的なフェンスの高さと言われているのが1.8m~2.0mとなります。 実際に1.8m程度の高さがあれば通行人からの目隠しが可能とされています。 これは、立っている人の目線が基準となっており、人それぞれの身長や体勢によって異なります。 ですので、高さ制限内の高さでも、フェンスとしての役割はしっかりと果たすことが可能です。 まとめ いかがだったでしょうか。 意外に知らない大事な情報だったと思います。 施工をするときに外構業者がしっかりと確認のうえ作業を行うので、 基本的には、お客様が何か心配されることは無いかと思います。 また、近年ではグランドアートウォールと呼ばれる、新しい塀が誕生しています。 自由に加工が出来る特殊発泡素材を採用しており、デザイン性も高く安心安全な塀をつくることが可能です。 ブロック塀とは異なり、軽くて丈夫な特性を活かして、控え壁無しで最大3mの高さの塀をつくれます。 弊社でもこのグランドアートウォールの取り入れを検討し、準備しています。 是非外構工事にて塀をつくろうとお考えであれば、是非一度ご相談ください。 &.AnFINIは和泉市、高石市、堺市を中心に関西近郊での外構工事を承っております。 お客様にあったご提案ができるよう、お話をしっかりとお伺いいたします。 お時間ございましたら、是非一度お尋ねください。 お問い合わせ タイルデッキとウッドデッキのメリットや違いは?どちらが合うの... 新しく家を建てるとき、忘れてはいけない駐輪スペースについての... 2024.06.07 LIXIL 受賞作品ご紹介 No.2 2024.05.09 LIXIL 受賞作品ご紹介 No.1 2024.04.08 第31回 TOYO全国施工写真コンテスト受賞!! 2024.03.14 LIXIL EXTERIOR CONTEST2023受賞!! 2023.12.22 外構デザインを魅力的に彩るポイントをご紹介します! 2023.10.17 法人成り・会社設立のご挨拶 2023.09.08 近年人気のあるロックガーデン|メリットやデメリットを解説します! 2023.09.01 ロックガーデンとドライガーデンの違いは?|流行りの庭を簡単解説! 2023.08.05 人気のドライガーデンのメリット・デメリットについて解説します! 2023.08.02 大切なのは植物と石の組み合わせ?|ドライガーデンを簡単解説!